コンピュータをネットワーク上でどのように動かすか、多くの設定やカスタマイズ方法があります。
ネットワークの接続設定を変更したり、別のネットワークへ接続したい場合、自分自身で接続を有効にする必要があります。
ネットワーク接続がネットワークの設定によって管理されている場合(普通はそうなっています)、自動で接続されます。
もし自動で接続されない場合は:
通知エリアにあるネットワークの接続アイコンを探してください。携帯電話のアンテナ強度のようなアイコンか、コンピュータのモニタのようなアイコンで、おそらく時計の近くにあるはずです。
そのアイコンを右クリックし、ネットワークの有効化にチェックマークをいれてください。
もし無線ネットワーク接続を使う場合は、無線ネットワークの有効化にチェックマークをいれてください。
ネットワークの設定アイコンを左クリックし、希望する接続方法を選択してください
少し待てば、ネットワーク接続が確立しましたというメッセージが表示されるでしょう。
その時点でネットワークに接続できるはずです。
上記の作業をしても、ネットワークに接続できない場合は:
ネットワークの設定アイコンを左クリックして、
を選択してください。接続タブを選択してください。
有効にしたいネットワーク接続にチェックマークをいれてください。
少し待てば、接続されます。
を押してください。
ifupはネットワーク接続を有効化するコマンドラインツールです。
ネットワークへの接続を有効にするには:
→ → をクリックして端末を起動します。
端末内にてsudo ifdown eth1
と入力し、Returnを押してください。もし、別のネットワークインターフェースを使っている場合は、eth1の部分を書き換えてください。
もし要求された場合は、ご自身のパスワードを入力してください。
端末内にてsudo ifup eth1
と入力し、Returnを押してください。別のネットワークインターフェースを使う場合は、やはりeth1の部分を書き換えてください。
接続に成功した場合、以下のように表示されます(数字はおそらく違うはずです):
DHCPACK from 192.168.2.1 bound to 192.168.2.4 -- renewal in 536349522 seconds.
ネットワークから切断する必要が生じる場合があるかもしれません。ここではいくつかの方法を紹介します。
通知エリアにネットワークの設定のアイコンが起動している場合、そのアイコンを使ってネットワーク接続を切断する必要があります:
通知エリアにあるネットワークの接続アイコンを探してください。携帯電話のアンテナ強度のようなアイコンか、コンピュータのモニタのようなアイコンで、おそらく時計の近くにあるはずです。
そのアイコンを右クリックして、ネットワークの有効化のチェックマークをはずします。
これでネットワークから切断されました。
ネットワークの設定アイコンが起動していない場合は、ネットワークの設定を用いてネットワークから切断してください:
→ → を押します。
接続タブを選択してください。
切断したい接続の、チェックマークをはずしてください。
を押してください。
ネットワークに接続したら、あなたのコンピュータは ホスト名 で参照することができます。コンピュータのホスト名は変更可能です。
→ → を開いてください。
全般を選択し、ホスト名にコンピュータの名前を入力してください。
変更を有効にするにはコンピュータを再起動してください。
ネットワーク上の他のコンピュータと、ファイルやフォルダを共有することができます。
→ → を押します。
共有サービスがインストールされていませんというメッセージが表示されるかもしれません。その場合は、二つのチェックボックスにチェックをいれて、
を押してください。共有サービスのダウンロードとインストールが開始されます。少し時間がかかるかもしれません。フォルダの共有タブを開き、
を押してください。フォルダオプションを変更して、共有したいフォルダがあるパスを選択してください。
共有プロトコルオプションから、Windows ネットワーク (SMB)を選択してください。
共有したいフォルダの名前とコメントを入力します。
共有フォルダにアクセスする人たちに対して、フォルダの中にあるファイルの変更や削除を許可する場合は、読み込み専用のチェックを外してください。読み込み専用のチェックを外さなかった場合は、フォルダの中にあるファイルの閲覧だけが可能です。
を押せば共有が開始されます。同じネットワーク(LAN)上に居る他の人も、そのフォルダにアクセスできるようになっているはずです。
WindowsコンピュータからXubuntuコンピュータ上にある共有フォルダにアクセスしたい場合は、いくつかの追加ステップが必要になるでしょう。
→ → をクリックして端末を起動します。
sudo smbpasswd -a username
を入力します。「username」の部分は、自分自身のユーザ名に置き換えてください。Returnをしてコマンドを実行させます。
![]() |
|
ユーザ名は端末内で |
「[sudo] password for username:」と表示されたらパスワードを入力し、Returnを押してください。
「New SMB password:」と表示されたら、その共有フォルダにアクセスする際に利用するパスワードを決めて、入力し、Returnを押してください。もし何も入力しなかった場合、誰でもパスワードなしにその共有フォルダにアクセスできることになります。
「Retype new SMB password:」と表示されたら、先ほどと同じパスワードを入力し、Returnを押してください。
今度はXubuntuコンピュータ上の共有フォルダにアクセスできるはずです。
Microsoft Windowsの共有フォルダに接続できなかったら、共有フォルダにアクセスするためにホスト名ではなく、Xubuntu のコンピュータのIP アドレスを使用してみてください。
→ → をクリックして、接続タブをクリックしてください。
ネットワーク接続のリスト(たとえば、 「eth0」など)から、使用するネットワーク接続を選択してください。複数のネットワーク接続がある場合、それぞれの接続について試してみてください。
IPアドレスの数字をメモなどに控えてください。これは、ドットで区切られた四つの数字から構成されています(例えば、「192.168.2.10」)。
Microsoft Windows コンピュータで、\\ipaddress
と入力します。「ipaddress」は、Xubuntu コンピュータに割り当てられたIPアドレスを指定します。
を押して、共有フォルダにアクセスしてください。
それでも共有フォルダにアクセスできない場合、Xubuntuコンピュータでフォルダの共有サービスを実行しているかどうを確認してください。
→ → をクリックします。
フォルダの共有サービス (samba)を探し、チェックボックスにチェックマークが付いていることを確認してください。
を押してください。
詳しいことは、Ubuntuのコミュニティページに書いてあります。
ファイアウォールは認証されていないアクセスからコンピュータ・システムを守ります。通常、Xubuntu システムにファイアウォールをインストールする必要はありません。なぜなら、標準ではシステムへのアクセスは遮断されているからです。しかし、他のコンピュータにあなたのコンピュータをアクセスできるようにするサービスが実行されている場合(たとえば Apache ウェブ サーバー)、ファイアウォールのインストールをおすすめします。Firestarterはグラフィカル・インターフェースによってファイアウォールを設定するプログラムです。
Install the Firestarter package from the 「Universe」 repository (see 第11章).
インストールが終わったら、
→ → を実行して、ファイアウォールを設定してください。コンピュータを起動したときに、ファイアウォールはバックグラウンドで実行しています。Etherape は他のホストとのネットワーク活動を色々な大きさの円で表示します。
Install the etherape package from the 「Universe」 repository (see 第11章).
→ → をクリックします。
Wiresharkは、リアルタイムにネットワークのパケットをキャプチャしたり、その内容を表示する、ネットワークトラフィックのアナライザ/スニッファです。
Install the wireshark package from the 「Universe」 repository (see 第11章).
→ → をクリックします。