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log

Synopsis: log [OPTIONS] [FILES]

あるプロジェクトについて、またはプロジェクト中のファイルについてのログ メッセージを出力します。log コマンドの出力は、古い RCS プログラム(rlog) をもとにしているので、他の CVS コマンドの出力形式とは少々違います。ま ずヘッダとして、そのファイル自体についてリビジョンに関係のない情報を出 力し、次にログメッセージを出力します(リビジョン順)。各リビジョン部分は リビジョン番号とログメッセージに加え、著者(変更したユーザ)、変更日時、 追加・削除された行数からなります。時刻は地方時ではなくすべて UTC (GMT) で表示されます。

log コマンドの出力はファイル単位なので、複数ファイルを含む1回のコミッ トについて、そのまとまりが1回の変更であるというようなことは直接表示さ れません。しかし、ログメッセージと日時をきちんと読めば、何が起こったか を再構成できると思います。(複数のログ出力を読みやすい形に整形し直すツ ールについて、詳しくは Third-Party Toolscvs2cl - Generate GNU-Style ChangeLogs を参照してください。) (historyも参照のこと)

Options:

以下のフィルタリングオプションをすべて読んでも、組み合わせたときにどの ような動作をするかはわからないと思います。正確に言うと、log コマンドの 動作は次のようになります。-d, -s, -w 各々で選択されたリビジョンの集合 の共通部分(intersection)と、-b, -r 各々で選択されたリビジョンの集合を 合わせたもの(union)の、共通部分(intersection)が対象になります。