Node: pcl-cvs -- An Emacs Interface To CVS, Next: cvsutils -- General Utilities For Use With CVS, Up: Third-Party Tools
Depends on: Emacs, Elib
URLs:
Authors: Per Cederqvist and Stefan Monnier (current maintainer)
pcl-cvs
は、2つある Emacs/CVS インタフェースのうちのひとつで
す。もうひとつは Emacs にビルトインされている、ネイティブVC(Version
Control)インタフェースです。pcl-cvs は CVS 専用に書かれていて、CVSで
いろいろするのにスムースに動作しますので、わたしは pcl-cvs のほうが
好きです。一方、VC はいくつかの違うバックエンドバージョン管理システ
ム(RCS と SCCS、CVS もです)上で動くよう設計されているので、CVS 向け
に調整されているわけではありません。例えば、VC はディレクトリベース
ではなくファイルベースのリビジョン管理インタフェースを提供しています。
pcl-cvs の利点は、たくさんの人が VC を使うより pcl-cvs をダウンロー ドしてインストールする手間をかけているのを補って余りあります。残念な ことに、pcl-cvs には2つ欠点があります: インストールがちょっとややこ しいことと(この節の多くはインストールでつまづきそうなハードルを越え るために費されています)、最近のリリースが少し不安定なことです。
後者の問題は一時的なものではありますが、どのバージョンを使えばよいか という疑問がでてきます。Stefan Monnier は最近 pcl-cvs の保守を引き継 ぎました; 最新のリリース 2.9.6 (上記のリストの最初のURLからどうぞ)は わたしが試してみたときにはちょっとがたぴししている感じでした。すぐに スムーズに動くようになるとは思うのですが、さしあたっては古いバージョ ンを使いたいだろうと思います。バージョン1.05を毎日長い間使い続けて、 とてもよく動いてくれていたので、ここではそのバージョンを書いておこう と思います。幸い、インストール手順はバージョン間で違いはありません。 pcl-cvs を使うことを決めたら、Monnier のダウンロードサイトをチェック して 2.9.6 より新しいバージョンがでているかどうか見てみることをお勧 めします。もしあったら、1.05 に退行してしまう前に試してみてください。
2つのURLがバージョン1.05用であることに気づいたと思います。最初のほう は Per Cederqvist のサイトで、彼は pcl-cvs の古いアーカイブを入手で きるようにしてくれています。しかし、彼のアーカイブがいつまであるかは わからないので、1.05 ディストリビューションを ftp.red-bean.com でも 入手できるようにしておきました。
以降の手順ではバージョン1.05からの例を使用していますが、それより新し いバージョンでも同じように適用できると思います。