指定した gfarm_url ファイルをオープンし、GFS_File 構造体を gfp の指す先に返します。
flags は、以下のフラグの bitwise-or で指定します。 はじめの三つのフラグはどれかが指定されている必要があります。
GFARM_FILE_RDONLY
読込みモードでファイルをオープンします。
GFARM_FILE_WRONLY
書込みモードでファイルをオープンします。
GFARM_FILE_RDWR
読み書きモードでファイルをオープンします。
GFARM_FILE_TRUNC
ファイルが存在し,レギュラーファイルで、書込みが許される場合、ファイルサイズを0にします。
GFARM_FILE_APPEND
ファイルをアペンドモードでオープンします。
以下のフラグは効率的な実行のためのヒントとして指定することができます。
GFARM_FILE_SEQUENTIAL
ファイルが連続的にアクセスされることを示します。
GFARM_FILE_REPLICATION
ファイルの複製がローカル・ファイルシステムにない場合は、 ファイルアクセスに先立ち、 ローカル・ファイルシステムにファイルの複製を作成します。
GFARM_FILE_NOT_REPLICATION
ファイルの複製がローカル・ファイルシステムにない場合でも、 ファイルの複製を作成せず、 遠隔のファイルシステムノードに格納されているファイルコピーを直接参照します。
GFARM_FILE_NOT_RETRY
選択されたファイル複製が何らかの理由で存在しない、 あるいはアクセスできない場合でも、 自動的には別のファイル複製の参照を試みず、オープンに失敗します。
GFARM_FILE_REPLICATION
と
GFARM_FILE_NOT_REPLICATION
は同時に指定することはできません。
gfrun(3) や gfmpirun_p4(3) で起動された並列プロセスで gfs_pio_open() を呼ぶ場合、それぞれのプロセスの GFS_File 構造体は個別ファイルポインタを持ちます。
NULL
正常終了を示します。
GFARM_ERR_NO_MEMORY
メモリ不足のため処理を中止しました。
GFARM_ERR_AUTHENTICATION
gfmd(8) あるいは gfsd(8) に対するユーザー認証が失敗しました。
GFARM_ERR_PERMISSION_DENIED
gfarm_urlへ、 flags で指定されたモードでアクセスする権限が、ありません。
GFARM_ERR_IS_A_DIRECTORY
指定された gfarm_url は、ディレクトリです。
GFARM_ERR_NO_SUCH_OBJECT
指定されたファイルが存在しません。
GFARM_ERR_NOT_A_DIRECTORY
指定したパス名の親ディレクトリが、実際にはディレクトリでなかったことを 示します。
上記以外のエラーが生じたことを示します。
gfs_pio_close(3), gfs_pio_create(3), gfs_pio_eof(3), gfs_pio_error(3), gfs_pio_flush(3), gfs_pio_getc(3), gfs_pio_getline(3), gfs_pio_open(3), gfs_pio_putc(3), gfs_pio_putline(3), gfs_pio_puts(3), gfs_pio_read(3), gfs_pio_seek(3), gfs_pio_set_view_index(3), gfs_pio_set_view_local(3), gfs_pio_ungetc(3), gfs_pio_write(3)