gfmd は、Gfarm ライブラリと協調して動作し、Gfarm 並列ファイルシステ ムのメタデータへのアクセスを提供するデーモンプログラムです。 gfmd は Gfarm のメタDBサーバー・ホスト上で、 あらかじめ立ち上げておく必要があります。
gfmd はユーザ権限で動作させることも可能ですが,この場合他のユーザはこ の gfmd を利用することができません.
ユーザ権限で動作させるためには,ユーザ用の設定ファイルを -f オプション で指定して gfmd を立ち上げます.ユーザ権限による gfmd の起動には少なく とも gfmd が利用するポート番号を変更する必要があります.このためには設 定ファイル内の metadb_serverport あるいは起動時の -p オプションを利用 します.
デフォルト以外のポート番号で立ち上がっている gfmd を利用するためには, クライアントノードの ~/.gfarmrc あるいは %%SYSCONFDIR%%/gfarm.conf の metadb_serverport で利用したい gfmd のポート番号を指定する必要がありま す.
-L
ログレベルこのオプションで指定したレベル以上の優先度のログを出力します。 指定できる値は gfarm.conf(5) の log_level の項を参照してください。
-P
PIDファイルgfmd の process ID を、指定したファイルに記録します。
-d
デバッグオプションです。デーモンとしてではなく、フォアグラウンド・ プロセスとして立ち上がります。
このオプションを指定し、かつ -L
オプションを指定しなかった
場合、ログレベルは debug となります。
-f
設定ファイル起動時に読み込む設定ファイルを指定します.
-p
ポート番号gfmd が利用する TCP のポート番号を指定します。
省略した場合には 601 番を使用します。 この場合、gfmd の起動はルート権限で行なう必要があります。 ただし、動作するユーザー権限は任意のもので構いません。
-s
syslogファシリティgfmd がエラー報告に用いる syslog のファシリティを指定します。省略 した場合には、local0 を使用します。
-?
引数オプションを表示します。