さてこれでファイルシステムができましたので、このパーティションにアクセスできるようにしましょう。 このためには、そのパーティションをマウントし、そしてマウントポイントを選択しなければいけません。 本書では、ファイルシステムは /mnt/lfs の下にマウントされたと仮定しますが、どのディレクトリを選択しても問題ありません。
マウントポイントを選んでそれを LFS 環境変数に指定しましょう。
export LFS=/mnt/lfs |
それではマウントポイントを作成し LFS ファイルシステムをマウントしましょう。
mkdir -p $LFS mount /dev/xxx $LFS |
xxx は LFS パーテションの名前に置き換えて下さい。
LFS に対して複数のパーティションを使う(一つは / に、もう一つは /usr といったように)と決めたら、このようにマウントして下さい。
mkdir -p $LFS mount /dev/xxx $LFS mkdir $LFS/usr mount /dev/yyy $LFS/usr |
もちろん、xxx と yyy は適切なパーティション名に置き換えて下さい。
また、この新しいパーティションは( nosuid や nodev, noatime オプションのような)非常に制限的な許可属性を付けてマウントしないよう良く確認してください。 mount コマンドをパラメーターなしで実行することで、LFS パーティションがどのオプションでマウントされているか知ることができます。 nosuid や nodev, noatime であることがわかったら、マウントし直さなければいけません。
さて、作業場所ができましたから、パッケージをダウンロードする用意が整いました。