デバイスの作成 (Makedev-1.7)

推定構築時間:           0.1 SBU
推定必要ディスクスペース  50 KB

MAKEDEV の内容

MAKEDEV スクリプトは通常 /dev ディレクトリの中にある静的デバイスノードを作ります。デバイスノードについての詳しい情報は Linux カーネルソースツリーの中の Documentation/devices.txt ファイルの中で見つけられるでしょう。

インストールされるプログラム: MAKEDEV

MAKEDEV インストール依存性

Makedev は以下のパッケージに依存します: Bash, Coreutils.

デバイスを作成する

MAKEDEV-1.7.bz2 ファイルはシェルスクリプトしか含んでいないので、解凍してもディレクトリを作りません。

MAKEDEV スクリプトをインストールします。

bzcat MAKEDEV-1.7.bz2 > /dev/MAKEDEV
chmod 754 /dev/MAKEDEV

デバイスファイルを作るためにスクリプトを実行します。

cd /dev
./MAKEDEV -v generic-nopty

引数の意味

必要とする何かのスペシャルデバイス zzz がないのがわかったら、./MAKEDEV -v zzz を実行してみて下さい。 あるいは、mknod プログラムで作っても構いません。もしもっと情報が必要であれば、それらの man と info ページを参照して下さい。

さらに、以前の "proc 及び devpts ファイルシステムのマウント" の節で devpts ファイルシステムをマウントできなかったら、今が代案を試すときです。 カーネルが devfs システムをサポートしているのなら、devfs をマウントするために以下のコマンドを実行して下さい。

mount -t devfs devfs /dev

これは新しい静的 /dev 構造の一番上に devfs ファイルシステムをマウントします。 これは何も問題を引き起こさず、作成されたデバイスノードがまだ存在するので、これらはただ新しい devfs ファイルシステムによって隠されるだけです。

これがまだ動かないなら、残された選択肢はその他では必要とされない ptyXX と ttyXX 系列ファイルを作るために MAKEDEV スクリプトを使うことです。 /dev ディレクトリにいるのを確認し、それから ./MAKEDEV -v pty を実行しましょう。 これの良くないところは、最終的に完成した LFS システムを起動したときに必要のない 512 のスペシャルデバイスファイルを作ることです。