推定構築時間: 0.1 SBU 推定必要ディスクスペース 50 KB |
MAKEDEV スクリプトは通常 /dev ディレクトリの中にある静的デバイスノードを作ります。デバイスノードについての詳しい情報は Linux カーネルソースツリーの中の Documentation/devices.txt ファイルの中で見つけられるでしょう。
インストールされるプログラム: MAKEDEV
Makedev は以下のパッケージに依存します: Bash, Coreutils.
MAKEDEV-1.7.bz2 ファイルはシェルスクリプトしか含んでいないので、解凍してもディレクトリを作りません。
MAKEDEV スクリプトをインストールします。
bzcat MAKEDEV-1.7.bz2 > /dev/MAKEDEV chmod 754 /dev/MAKEDEV |
デバイスファイルを作るためにスクリプトを実行します。
cd /dev ./MAKEDEV -v generic-nopty |
引数の意味
-v: これは verbose モードで実行するようスクリプトに伝えます。
generic-nopty: これは MAKEDEV に ptyXX と ttyXX を除いた一般的に使われるデバイススペシャルファイルを作るように指示します。 私達は devpts ファイルシステムを通じて Unix98 PTYs を使うつもりなので、これらのファイルは必要ありません。
必要とする何かのスペシャルデバイス zzz がないのがわかったら、./MAKEDEV -v zzz を実行してみて下さい。 あるいは、mknod プログラムで作っても構いません。もしもっと情報が必要であれば、それらの man と info ページを参照して下さい。
さらに、以前の "proc 及び devpts ファイルシステムのマウント" の節で devpts ファイルシステムをマウントできなかったら、今が代案を試すときです。 カーネルが devfs システムをサポートしているのなら、devfs をマウントするために以下のコマンドを実行して下さい。
mount -t devfs devfs /dev |
これは新しい静的 /dev 構造の一番上に devfs ファイルシステムをマウントします。 これは何も問題を引き起こさず、作成されたデバイスノードがまだ存在するので、これらはただ新しい devfs ファイルシステムによって隠されるだけです。
これがまだ動かないなら、残された選択肢はその他では必要とされない ptyXX と ttyXX 系列ファイルを作るために MAKEDEV スクリプトを使うことです。 /dev ディレクトリにいるのを確認し、それから ./MAKEDEV -v pty を実行しましょう。 これの良くないところは、最終的に完成した LFS システムを起動したときに必要のない 512 のスペシャルデバイスファイルを作ることです。