Procps

インストールの説明については the Section called Procps-3.1.11 のインストール in Chapter 6 という項を見てください。

公式ダウンロード場所

Procps (3.1.11):
http://procps.sourceforge.net/

Procps Locale パッチ:
http://www.linuxfromscratch.org/patches/lfs/5.0/procps-3.1.11-locale-fix.patch

Procps の内容

Procps パッケージはシステムプロセスを監視し停止させるプログラムを提供します。Procps は /proc ディレクトリを通じてプロセスについての情報を集めます。

インストールされるプログラム: free, kill, pgrep, pkill, pmap, ps, skill, snice, sysctl, tload, top, uptime, vmstat, w and watch

インストールされるライブラリ: libproc.so

略説

free はシステムのメモリー空き容量と使用量について、物理メモリとスワップメモリの両方について報告します。

kill はプロセスにシグナルを送るために使われます。

pgrep は名前とその他の属性に基礎を置いてプロセスを探します。

pkill は名前とその他の属性に基礎を置いてプロセスへシグナルを送ります。

pmap は与えられたプロセスのメモリマップを報告します。

ps は現在のプロセスのスナップショットを与えます。

skill は与えられた基準に一致するプロセスにシグナルを送ります。

snice は与えられた基準に一致するプロセスのスケジュール優先順位を変更します。

sysctl は実行時のカーネルパラメータを修正します。

tload は現在のシステム負荷平均のグラフを表示します。

top は先頭の CPU プロセスを表示します。これは実際の時間で現在実行中のプロセッサの活動を見ることができます。

uptime はシステムが今までにどれだけ動き続けているか、何人のユーザーがログインしているか、そしてシステム負荷の平均を報告します。

vmstat は仮想メモリの統計量を報告し、これはプロセスやメモリ、ページング、ブロック IO、トラップ、そして CPU の活動などについての情報を与えます。

w はどのユーザーが現在ログオンしていて、どこにいていつからいるかを表示します。

watch は与えられたコマンドを繰り返し実行し、その出力の初めの一画面を表示します。これを使うと時間経過にしたがって変化する出力を見ることができます。

libproc はこのパッケージに含まれるほとんどのプログラムに使われる関数を含みます。

Procps インストール依存性

Procps は以下のパッケージに依存します: Bash, Binutils, Coreutils, GCC, Glibc, Make, Ncurses.