Ncurses

インストールの説明については the Section called Ncurses-5.3 のインストール in Chapter 6 という項を見てください。

公式ダウンロード場所

Ncurses (5.3): 
ftp://ftp.gnu.org/gnu/ncurses/

Ncurses Etip パッチ:
http://www.linuxfromscratch.org/patches/lfs/5.0/ncurses-5.3-etip-2.patch

Ncurses Vsscanf パッチ:
http://www.linuxfromscratch.org/patches/lfs/5.0/ncurses-5.3-vsscanf.patch

Ncurses の内容

Ncurses パッケージはキャラクターと端末を扱う、パネルとメニューを含むライブラリを提供します。

インストールされるプログラム: captoinfo (tic へのリンク), clear, infocmp, infotocap (tic へのリンク), reset (tset へのリンク), tack, tic, toe, tput 及び tset

インストールされるライブラリ: libcurses.[a,so] (libncurses.[a,so] へのリンク), libform.[a,so], libmenu.[a,so], libncurses++.a, libncurses.[a,so], libpanel.[a,so]

略説

captoinfo は termcap 表記を terminfo 表記に変換します。

clear はもし可能であれば画面をクリアします。

infocmp は terminfo 表記を比較、表示します。

infotocap は terminfo 表記を termcap 表記に変換します。

reset はターミナルをそのデフォルト値初期化します。

tack は terminfo 挙動検査プログラムです。これは基本的に terminfo データベースの中の記載の正しさをテストするために使われます。

tic は terminfo 記載表記コンパイラです。これは terminfo ファイルをソース形式から ncurses ライブラリルーチンに必要とされるバイナリ形式に翻訳します。terminfo ファイルはあるターミナルの性能についての情報を含みます。

toe は利用できるすべてのターミナルのタイプをリストし、それぞれがそのプライマリネームとその説明を与えます。

tput はターミナルに依存した性能の値をシェルで利用できるようにします。これはまたターミナルをリセットや再初期化するのに使われ、またそのロングネームを報告します。

test はターミナルを再初期化するのに使われます。

libncurses* は多くの複雑な方法でターミナル上にテキストを表示するための機能を含みます。これらの機能の使い方のいい例はカーネルの make menuconfig の間に表示されるメニューです。

libform* はフォームを実装するための機能を含みます。

libmenu* はメニューを実装するための機能を含みます。

libpanel* はパネルを実装するための機能を含みます。

Ncurses インストール依存性

Ncurses は以下のパッケージに依存します: Bash, Binutils, Coreutils, Diffutils, Gawk, GCC, Glibc, Grep, Make, Sed.