推定構築時間: 0.2 SBU 推定必要ディスクスペース 17 MB |
Gawk はテキストファイルを操作するのに使われる awk の実装です。
インストールされるプログラム: awk (gawk へのリンク), gawk, gawk-3.1.3, grcat, igawk, pgawk, pgawk-3.1.3 及び pwcat
Gawk は以下のパッケージに依存します: Bash, Binutils, Coreutils, Diffutils, GCC, Gettext, Glibc, Grep, Make, Sed.
初めに以下の問題を修正するためにパッチをあてます。
Gawk のいくつかの実行可能ファイルのデフォルトの場所は $prefix/libexec/awk です。 FHS 規格ではこの libexec と呼ばれるディレクトリにすら言及しておらず、FHS 準拠ではありません。 このパッチは、コンフィグスクリプトに --libexecdir スイッチを渡すことを可能にしますので、grcat と pwcat のバイナリをより適切な場所、つまり /usr/bin で使うことができます。
Gawk のデフォルトのデータディレクトリは $prefix/share/awk です。 しかしパッケージに特有のディレクトリはパッケージの名前とバージョン番号を使って名付けられるべきで(たとえば gawk-7.7.2. )、システムに異なったバージョンのパッケージがインストールされているかも知れないので、単純にパッケージの名前だけにすべきではありません。 このパッチはデータディレクトリの名前を正しい $prefix/share/gawk-3.1.3 に変更します。
このパッチはまた、このデータディレクトリがその内容も含めて、make uninstall によって削除されることを確実にします。
patch -Np1 -i ../gawk-3.1.3-libexecdir.patch |
それではコンパイルのために Gawk を準備します。
./configure --prefix=/usr --libexecdir=/usr/bin |
パッケージをコンパイルします。
make |
このパッケージは、正しく構築されたのを確認するために多くのチェックができるテストスイートを持っています。テストをすることにした場合は、以下のコマンドで実行可能です。
make check |
そしてパッケージをインストールします。
make install |