Tcl-8.4.4 のインストール

推定構築時間:           0.9 SBU
推定必要ディスクスペース:  23 MB

Tcl の内容

Tcl パッケージは Tool コマンド言語を含みます。

インストールされるプログラム: tclsh (tclsh8.4 へのリンク), tclsh8.4

インストールされるライブラリ: libtcl8.4.so

Tcl インストール依存性

Tcl は以下のパッケージに依存します: Bash, Binutils, Coreutils, Diffutils, GCC, Glibc, Grep, Make, Sed.

Tcl のインストール

このパッケージと次の二つは GCC と Binutils へのテストスイーツを実行できるようにインストールするだけです。 テストのためだけに三つのパッケージをインストールするのは、やりすぎに見えるかもしれませんが、 必須ではないにしろ、もっとも重要なツール類が正しく動くかどうかがわかるよう安心を与えてくれます。

コンパイルのために Tcl を準備します。

cd unix
./configure --prefix=/tools

パッケージを構築します。

make

このパッケージは、正しく構築されたのを確認するために多くのチェックができるテストスイートがあります。 しかし、この章の Tcl テストスイートは、ある種の状態のホストシステム上では失敗することが知られていますが、その条件はまだよく分かっていません。 ですから、ここでのテストの失敗は驚くことではなく、また致命的ではありません。テストをすることにした場合は、以下のコマンドで実行可能です。

TZ=UTC make test

make パラメーターの意味

テストスイートパッケージはときどき間違いを起こします。 http://wiki.linuxfromscratch.org/ にある LFS Wiki を調べて、これらの失敗が正常であるか確認ができます。 これは本書のすべてのテストに使えます。

パッケージをインストールします。

make install

Important: まだ tcl8.4.4 のソースディレクトリを削除しないで下さい。次のパッケージがその内部ヘッダを使用します。

必要なシンボリックリンクを作ります。

ln -s tclsh8.4 /tools/bin/tclsh