メニューのコマンド

「アクション」メニュー
「取り消し」メニュー
「パッケージ」メニュー
「問題解決」メニュー
「検索」メニュー
「オプション」メニュー
「表示」メニュー
「ヘルプ」メニュー

「アクション」メニュー

図 2.1. 「アクション」メニューで利用可能なコマンド

コマンド説明
アクションパッケージのインストール・削除 (g) インストールプレビュー画面が表示されていない場合は表示します。表示されている場合はインストールの実行を行います。インストールの実行についてはパッケージのダウンロード・インストール・削除項で説明します。
アクションパッケージ一覧の更新 (u) パッケージ一覧を最新状態にします。
アクション更新可能パッケージという印を添付 (U) 固定されているパッケージや更新が禁止されているパッケージを除くすべての更新可能なパッケージに、更新用のフラグを立てます。
アクション新規パッケージ一覧の消去 (f) どのパッケージが「新規」かの情報をすべて消去します (「新規パッケージ」のツリーを空にします)。
アクション未実行アクションの取り消し 実行されていないインストール・削除・更新・固定をすべて取り消します。これは、パッケージデータベースの全パッケージに対して一時固定コマンドを実行するのと等価です。
アクションパッケージのキャッシュの消去 aptitude でダウンロードした圧縮パッケージをすべて削除します[a]
アクション廃止されたファイルを一掃する aptitude でダウンロードした圧縮パッケージ[a]のうちもう入手不可能なものをすべて削除します。これらは廃止されたパッケージと考えられるので、本来は不必要なダウンロードがパッケージ削除のために後から必要になるということもなく、ディスク領域の節約のために削除できます。
アクションマインスイーパで遊ぶ マインスイーパゲームで遊びます。ゲームについてはマインスイーパで遊ぶ項で説明します。
アクションroot になる root ユーザとして作業を続行します。root になる項を参照してください。
アクション終了 (Q) パッケージの状態に関するあらゆる変更を保存してプログラムを終了します。

[a] aptitude 以外の apt ユーティリティを用いてダウンロードしたものも含まれます。


「取り消し」メニュー

図 2.2. 「取り消し」メニューで利用可能なコマンド

コマンド説明
取り消し取り消し (Control+u) パッケージの状態に対して最後に加えられた変更の影響を取り消します。最大で、最後にプログラムが起動したとき、最後にパッケージ一覧が更新されたとき、最後にインストールの実行が行われたときのいずれかの状態にまで戻せます。

「パッケージ」メニュー

図 2.3. 「パッケージ」メニューで利用可能なコマンド

コマンド説明
パッケージインストール (+) 現在選択中のパッケージにインストール用のフラグを立てます。
パッケージ削除 (-) 現在選択中のパッケージに削除用のフラグを立てます。
パッケージ完全削除 (_) 現在選択中のパッケージに完全削除用のフラグを立てます。
パッケージ一時固定 (:) 現在選択中のパッケージに設定された、実行されていないインストール・更新・削除をすべて取り消し、設定された固定状態を解除します。
パッケージ固定 (=) 現在選択中のパッケージが更新されないように固定します
パッケージ自動的にインストールされたという印を添付 (M) 現在選択中のパッケージに、「自動的にインストールされた」パッケージという印をつけます。手動でインストールされたパッケージおよび自動的にインストールされたパッケージに関してさらに詳しく知りたければ、自動的にインストールされたパッケージの管理項を参照してください。
パッケージ手動でインストールしたという印を添付 (m) 現在選択中のパッケージに、「手動でインストールされた」パッケージという印をつけます。手動でインストールされたパッケージおよび自動的にインストールされたパッケージに関してさらに詳しく知りたければ、自動的にインストールされたパッケージの管理項を参照してください。
パッケージバージョンの禁止 (F) 更新可能なパッケージを選択している場合、それを現在利用可能なバージョンに更新するのを禁止します。パッケージの特定のバージョンを選択している場合、パッケージをそのバージョンに更新するのを禁止します。
パッケージ情報 (enter) 現在選択中のパッケージに関する情報 (パッケージが依存するパッケージ・依存されているパッケージ・利用可能なバージョンなど) を含むスクリーンを表示します。
パッケージ変更履歴 (C) 現在選択中のパッケージの Debian での変更履歴を表示します。特定バージョンの変更履歴だけ見るには、そのバージョンを選択してからこのコマンドを実行してください。

「問題解決」メニュー

図 2.4. 「問題解決」メニューで利用可能なコマンド

コマンド説明
問題解決解決方法の検討 (e) 問題解決ツールから現在なされている提案の詳細な説明を表示します (依存関係の問題の解決項を参照してください)。
問題解決解決方法の適用 (!) 問題解決ツールが現在提案中のアクションを実行します。
問題解決次の解決方法 (.) 問題解決ツールの次の提案を選択します。
問題解決前の解決方法 (,) 問題解決ツールの前の提案を選択します。
問題解決最初の解決方法 (<) 問題解決ツールの最初の提案を選択します。
問題解決最後の解決方法 (>) 問題解決ツールによって最後に生成された提案を選択します (依存関係の問題の解決項を参照してください)。
問題解決拒否する・しないを切り替え (r) 解決方法を検討する際に、現在選択中のアクションを拒否する・しないを切り替えてから次のアクションに移動します (依存関係の問題の解決項を参照してください)。アクションが現在承認されている場合、その承認が取り消されます。
問題解決承認する・しないを切り替え (a) 解決方法を検討する際に、現在選択中のアクションを承認する・しないを切り替えてから次のアクションに移動します (依存関係の問題の解決項を参照してください)。アクションが現在拒否されている場合、その拒否が取り消されます。
問題解決対象を表示 (Enter) 解決方法を検討する際に、現在選択中のアクションによってそのパッケージが受ける影響に関する詳細な情報を表示します (依存関係の問題の解決項を参照してください)。

「検索」メニュー

図 2.5. 「検索」メニューで利用可能なコマンド

コマンド説明
検索下を検索 (/) パッケージ一覧から、検索パターンにマッチするパッケージを下方へと検索します (検索パターン項を参照してください)。
検索上を検索 (\) パッケージ一覧から、検索パターンにマッチするパッケージを上方へと検索します (検索パターン項を参照してください)。
検索前の検索を繰り返す (n) 最後に実行した検索コマンドをもう一度、実行します。
SearchFind Again Backwards (N) Repeat the last Find command, but in the opposite direction. If the last Find command was Find Backwards, this will perform a forwards search, and vice versa.
検索表示を制限 (l) 検索パターンにマッチしないパッケージを取り除くことで、現在のパッケージ一覧にフィルタをかけます (検索パターン項を参照してください)。
検索表示制限を解除 現在のパッケージ一覧のフィルタを解除します (すべてのパッケージが表示されます)。
検索壊れた依存関係を検索 (b) 依存関係の壊れたパッケージを検索します。これは、~b を検索するのと同じです。

「オプション」メニュー

図 2.6. 「オプション」メニューで利用可能なコマンド

コマンド説明
オプションUI オプション インタフェース関連のオプション (例えば、「メッセージをどのように表示するか」や「パッケージをどのようにまとめるか」など) を設定できるダイアログボックスを表示します。
オプション依存関係の処理 依存関係の取り扱い方に関連したオプション (例えば、「他のパッケージから「推奨」されたパッケージを自動的にインストールするか否か」) を設定できるダイアログボックスを表示します。
オプションその他 上の 2 つのカテゴリに入らないオプション (例えば、「aptitude 起動時にパッケージに更新対象の印を自動的につけるか否か」) を設定できるダイアログボックスを表示します。
オプションオプションを元に戻す すべてのオプションをデフォルトの値にリセットします。

「表示」メニュー

[注意]注意

画面がどのような機能をもつかに関する大まかな説明については、複数の画面を用いた作業項を参照してください。

図 2.7. 「表示」メニューで利用可能なコマンド

コマンド説明
表示 (F6) 次のアクティブな画面に切り換えます。
表示 (F7) 前のアクティブな画面に切り換えます。
表示閉じる (q) 現在の画面を閉じます。
表示パッケージ画面を新規に作成 パッケージ一覧の画面を新規に作成します。
表示推奨を監査 インストールされていなく、システムにインストールされているパッケージから「推奨」されているパッケージを表示する画面を作成します。
表示平坦なパッケージ一覧を新規に作成 パッケージをカテゴリ分けせずに一覧表示する画面を新規に作成します。
表示Debtags 表示を新規に作成 debtags のエントリによってパッケージを分類したパッケージ一覧の画面を新規に作成します。
表示カテゴリ別表示を新規に作成 カテゴリ別に並べたパッケージ一覧を表示します。
追加項目 多数の追加項目が表示されます。それらは、現在アクティブな画面に対応しています。直接、ある画面に切り換えるには、それをメニューから選択してください。

「ヘルプ」メニュー

図 2.8. 「ヘルプ」メニューで利用可能なコマンド

コマンド説明
ヘルプこのプログラムについて 著作権情報をいくらか表示します。
ヘルプヘルプ (?) オンラインヘルプページを表示します。
ヘルプユーザマニュアル ユーザマニュアル (このドキュメント) を表示します。
ヘルプFAQ aptitude FAQ を表示します。
ヘルプ変更履歴 aptitude に加えられた主な変更の履歴を表示します。
ヘルプライセンス aptitude のコピー・修正・配布を行う場合に基づくべき条項を表示します。