xgdvi は、内部のフォントモジュールとして VFlib 3.6 を使用しています。 フォントの設定は全て、VFlib の設定ファイルである vflibcap で行います。 vflibcap の書き方は、VFlib のマニュアルを参照してください。
VFlib では、以下のように、様々なフォントフォーマットが使用可能となっています。
注: vflibcap の設定は、初心者にとっては困難かも知れません。 VFlib の附属プログラムの vflmkcaptex を使えば、 自動的に vflibcap の生成が出来ます。
注: 現時点では、Type 1 形式のフォントは、 文字コードが1バイトのもののみ使用可能です。 また、TrueType フォントの中には、 文字コードの割り付けが TEX でのものと違うものがありますが、 そのようなものは利用不可能です。 TrueType フォントは、主に日本語のフォントとして使用します。
vflibcap ファイルは、
/usr/local/share/VFlib/X.Y.Z/vflibcap-texを使用します。 X.Y.Zは xgdvi がリンクしている VFlib のバージョン番号で、VFlib 3.6.0 の場合は 3.6.0となります。
上記の方法では、新しい VFlib をインストールたびに使用する vflibcap ファイルが変ります。 VFlib をインストールたびに vflibcap を変更するのを避けるため、
/usr/local/share/VFlib/site/vflibcap-texというファイルがあればそれを優先して使用するようになっています。
また、xgdvi の起動時に -v オプションを使って、 使用する vflibcap ファイルを陽に指定することも可能です。
VFlib をコンパイルするにあたり、 FreeType (TrueType フォントのラスタライザ), T1Lib (Type 1 フォントのラスタライザ), Kpathsea (TEX 関連ファイルの検索ライブラリ) を使用するよう、 コンパイル時に設定すればいいでしょう。
Type 1 フォーマットの Computer Modern フォントは、
http://www.ctan.org/tex-archive/fonts/cm/ps-type1/より入手できます。