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設定ファイルは、以下の文が並んだものです。
Annotaion
:
Spec-Doc
:
Spec-Page
:
Spec-Queue
:
Spec-Cancel
:
各文は、一つの(論理的な)プリンタを定義します。
(物理的には同一でも、異なった機能を利用するよう、
複数の文を定義することも可能です)
それぞれのプリンタの定義には5つの要素があり、
それぞれコロン文字で区切られています。
プリンタ定義は、行末にスラッシュ (\
) を置くことで、
複数の行に分割して記述することができます。
また、シャープ記号 (#
) はコメントの開始で、
行末まで無視されます。
それぞれ仕様
Spec-Doc
,
Spec-Page
,
Spec-Queue
,
Spec-Cancel
,
には各種 Unix コマンドの列を書きますが、
以下の特殊文字を含めることで、
実行時に置換えをしてコマンドを実行することができます。
もし
Spec-Doc
,
Spec-Page
,
Spec-Queue
,
Spec-Cancel
の最初の文字が @
ならば、
実行しようとするコマンド列を xgdvi
のプリンタパネルのメッセージ領域に表示をしません。
- %%
% 文字
- %f
DVI ファイル名 (例: doc/fib20.dvi)
- %b
DVI ファイルの基底名 (例: fib20.dvi)
- %B
DVI ファイルの基底名から拡張子を取ったもの (例: fib20)
- %F
DVI ファイルの完全パス名 (例: /home/jrh/doc/fib20.dvi)
- %d
DVI ファイルの完全パスのディレクトリ部 (例: /home/jrh/doc)
- %n
DVI ファイルの総ページ数
- %a{fmt}{sep}
各ページに対して、fmt を展開する。
(%p と %P についても参照せよ。)
展開した fmt の間に文字列 sep
を置きます。
もし sep が省略されると、
スペース文字ひとつを区切りとして使います。
- %c
現在のページを絶対ページ番号で表したもの。
(最初のページが1で、最後のページは%nと等しい)
- %C
現在のページをページ番号文字列で表したもの。
(DVIファイル中で指定されたページ番号で、
xgdvi のページ番号パネルに表示されているもの)
- %Rb
印刷領域の最初のページ番号。(絶対ページ番号)
- %Re
印刷領域の最後のページ番号。(絶対ページ番号)
- %RB
印刷領域の最初のページ番号。(ページ番号文字列)
- %RE
印刷領域の最後のページ番号。(ページ番号文字列)
- %Rs
印刷領域のページ数。(%Re
%Rb
1 に等しい)
- %Rr{DELIM}{HEADER}
文書の一部のページが印刷される時、
DELIM %Rb HEADER %Re に展開される。
文書の全ページが印刷される時は空となる。
- %RR{DELIM}{HEADER}
%Rr と同じであるが、展開されるのは
DELIM %RB HEADER %RE に等しい。
- %p
ページ番号。
%a での fmt にこれが現れると、
それぞれのページに対応したページ番号に置換えます。
(%c と %C の値は、%a に影響を受けません。)
- %P
ページ番号文字列。
%a での fmt にこれが現れると、
それぞれのページに対応したページ番号文字列に置換えます。
- %s
用紙サイズ名 (小文字)
- %S
用紙サイズ名 (大文字)
- %o{string}
用紙が横向きの場合は string に置換え、
そうでない場合は無視します。
- %O{string}
用紙が縦向きの場合は string に置換え、
そうでない場合は無視します。
- %w
カレントディレクトリ (例: /home/jrh)
- %t
一時ファイル名 (ディレクトリも含みます)
(同一の仕様中に複数回 %t が現れる場合は、
すべて同一の名前になります。)
- %T
一時ファイル用ディレクトリ名 (例: /var/tmp)
- %e{env}
環境変数 env が定義されていればその値に置換え、
定義されていなければ無視する。
- %E{env}{alt-string}
環境変数 env が定義されていればその値に置換え、
定義されていなければ alt-string に置換えます。
- %u
ユーザー名(ログイン名) (例: jrh)
- %r
実ユーザー名 (例: J. Random Hacker)
- %h
ホームディレクトリ (例: /home/jrh)
- %i
ユーザー識別子 (例: 6765)
- %g
グループ識別子 (例: 20)
- %H
ホスト名 (例: vax.cs.foo.edu)
- %xK
デバイスモード名 (例: cx)
- %xD
DPI 値 (例: 300)
- %xV
vflibcap ファイル名 (例: vflibcap-tex)
- %xA
アンタイエイリアス係数 (例: 2)
- %xS
縮小係数 (例: 2.5)
- %xS
縮小係数をアンタイエイリアス係数で割った値 (例: 1.25)
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Hirotsugu Kakugawa
2001-11-02