ノード:release, 次:remove, 前:rdiff, 上:Commands And Options
Synopsis: release [OPTIONS] DIRECTORY
チェックアウトを取り消します(作業コピーがもう使用されていないと表示し ます)。CVS コマンドの多くが作業コピーで実行されるのに対し、このコマン ドは作業コピー内ではなく、その直上のディレクトリ(親ディレクトリ)で実行 します。作業コピーからリポジトリの場所の情報を得ることができませんので、 CVSROOT 環境変数をセットするか、-d グローバルオプションでリポジトリを 指定する必要があります。
リリースは必ずしも使用する必要はありません。CVS はロックをかけませんの で作業コピーをただ削除するだけでもよいのです。
しかし、作業コピー中に未コミットの変更があったり、CVSROOT/history ファ イルに作業の停止を記録したい場合には release を使うべきです。CVS はま ず未コミットの変更がないかどうかをチェックします。もしあればその旨警告 し、続けてよいかどうか訊ねます。作業コピーが実際にリリースされたら、 リポジトリの CVSROOT/history ファイルにそのことが記録されます。
Options:
作業コピー中に新しいディレクトリを作り、それをリポジトリに追加しなかっ た場合に -d フラグを指定すると、作業コピーと一緒にそのディレクトリも削 除されてしまいます。