推定構築時間: 0.2 SBU 推定必要ディスクスペース 11 MB |
Inetutils パッケージはネットワーククライアントとサーバーを含みます。
インストールされるプログラム: ftp, ping, rcp, rlogin, rsh, talk, telnet 及び tftp
Inetutils は以下のパッケージに依存します: Bash, Binutils, Coreutils, Diffutils, GCC, Glibc, Grep, Make, Ncurses, Sed.
コンパイルのために Inetutils を準備します。
./configure --prefix=/usr --disable-syslogd \ --libexecdir=/usr/sbin --disable-logger \ --sysconfdir=/etc --localstatedir=/var \ --disable-whois --disable-servers |
コンフィグオプションの意味
--disable-syslogd: このオプションは、System Log Daemon をインストールしません。System log daemon は、Sysklogd からインストールされます。
--disable-logger: このオプションは、logger プログラムをインストールしません。logger プログラムは、システムログデーモンにメッセージを渡すスクリプトによって使われます。 Util-linux があとでより良い版をインストールするので、ここでは logger をインストールしません。
--disable-whois: このオプションは、悲しいほど時代遅れとなってしまった Inetutils 収録の whois クライアントの構築を無効にします。より良い whois クライアントの説明は BLFS ブックの中にあります。
--disable-servers: これは Inetutils パッケージの一部として含まれる様々なネットワークサーバーのインストールを無効にします。 これらのサーバーは基本的な LFS システムには不適切だと思われます。いくつかはその性質から安全でなく、信用できるネットワークでのみ安全だと思われます。 より詳しい情報は http://www.linuxfromscratch.org/blfs/view/stable/basicnet/inetutils.html にあります。これらのサーバーの多くについて、より良い代用品が利用できることを記しておきます。
パッケージをコンパイルします。
make |
インストールします。
make install |
そして ping プログラムをその適切な場所へ移動させます。
mv /usr/bin/ping /bin |