Zlib-1.1.4 のインストール

推定構築時間:           0.1 SBU
推定必要ディスクスペース  1.5 MB

Zlib の内容

Zlib パッケージはいくつかのプログラムがその圧縮と展開の機能のために必要とする libz ライブラリを含みます。

インストールされるライブラリ: libz[a,so]

Zlib インストール依存性

Zlib は以下のパッケージに依存します: Binutils, Coreutils, GCC, Glibc, Make, Sed.

Zlib のインストール

Zlib はその gzprintf() 関数の中に潜在的なバッファーオーバーフローを持っていて利用するのが難しいので、以下のパッチをあてて対処したほうがよいでしょう。

patch -Np1 -i ../zlib-1.1.4-vsnprintf.patch

コンパイルのために Zlib を準備します。

./configure --prefix=/usr --shared

パッケージをコンパイルします。

make

共有ライブラリをインストールします。

make install

さて非共有ライブラリも構築します。

make clean
./configure --prefix=/usr
make

このパッケージは、正しく構築されたのを確認するために多くのチェックができるテストスイートを持っています。テストをすることにした場合は、以下のコマンドで実行可能です。

make test

ではパッケージをインストールします。

make install

共有 Zlib ライブラリは /lib ディレクトリにインストールされ なければいけません。 これは、/use ディレクトリなしで起動しなければならない場合でも、極めて重要なシステムプログラムは依然としてこのライブラリにアクセスするからです。

mv /usr/lib/libz.so.* /lib

/usr/lib/libz.so シンボリックリンクは、すでに移動させたので、もはや存在しないファイルにリンクされていることになります。ライブラリの新しい場所に対してシンボリックリンクを作ります。

ln -sf ../../lib/libz.so.1 /usr/lib/libz.so

Zlib はその文章をインストールしません。この文章をインストールするために次のコマンドを実行します。

cp zlib.3 /usr/share/man/man3